マダニ~犬・猫の予防・対策~

2017/10/21
マダニ吸血前後

マダニ、今がピークです。

春と秋と、涼しい時期が最も活発に寄生してきます。

注意してあげてくださいね。

今回は以下の内容で書いていきます。

 

1・生息地・寄生されやすい場所

2・大きさ

3・犬・猫に感染したら

4・取り方

5・対策

 

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1・生息地・寄生されやすい場所

草むらに入ると寄生されやすいです。

葉っぱの裏なんかにいて、動物が来ると乗り移ってきます。

元々は山にいたものです。

徐々に山里から広がっていき、今ではそこいらの草むらに結構いる一般的な虫です。

岩槻周辺ではおはやし公園やしんすい公園など遊びに行った犬がよく寄生されて来院してる印象です。

大概の草むらのある原っぱにはいるのではないでしょうか。

 

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2・大きさ

血を吸う前は1mmくらいの小さな虫です。

血を吸うと小豆くらいの大きさ、1cmくらいになります。

食いついてから1週間ほどで大きく膨らみます。

お腹がいっぱいになるとポロっと落ちて繁殖して、またついてきます。

 

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3・犬・猫に感染したら

一番やってはいけないのが取ろうとすることです。

食いついているマダニを圧迫すると、犬猫の命に係わる病原菌を注射のように、マダニの体内から注入することになるからです。

にもちろん食いついていないものは、払い落としてティッシュでくるんでポイです。

プチってつぶすのはやめましょう。

人に病原菌がうつる可能性がありますので。

とりあえず、病院へ行きましょう。

 

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4・取り方

でも、取りたいですよね。

気持ちはわかります。

でも、今の見た目以上に大変なことに、大事な我が子をしたくないじゃないですか。

もぎ取ってダニの口が皮膚に残っても面倒ですし。

急がば回れ、病院へ相談してあげてください。

 

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5・対策

やはり感染させないのが一番です。

物理的に近づかないのもやり方です。

草むらには入らない。

葉っぱには近づかない。

 

・・・楽しくないですよね、草むら好きのワンさんにとっては。

外飼いの猫はなおのこと制御不可ですし。

 

やはり信頼のおけるダニ予防薬を使用してあげるのが一番に思えます。

当院では、

犬ならフィラリア予防と共にマダニ・ノミ・おなかの虫下しとオールインワンでできるおやつみたいなものを選ばれる方が多いです。

猫も同じようなフィラリアの予防と共にマダニ・ノミ・おなかの虫下しのできる皮膚に付けるお薬がよく選ばれています。