こんにちは。
つたない絵が貼ってあるのは、とあるうさぎの臼歯過長の模式図です。
ほっぺをイーって引っ張れたとして、横から奥歯を見ているところです。
黒色が正常として、ピンクで書いたのが実際の異常。
奥歯が口から出てくる方向にびよ~~んって伸びています。
こんな臼歯の伸び方をしたうさぎが2例あります。
一人は臼歯を麻酔下で切りました。
以後伸びてこずで、いい塩梅です。
もう一方はあえて切らずでそのままです。
状態は良いです。
似たような臼歯不整咬合のウサギですが、対応の違いはそれがベストと判断して、飼い主様も同意したからです。
細かな状況や状態は省きます。
治療としてのベストはやはり不整咬合を切削して治すことです。
ただ、やみくもに病気だけを見て治すのでなく、治療を受ける動物を『診て』治療プランをたてる。
立てたプランは本当は間違っているのではないかと、常に自問してプラン変更の兆候を見逃さないようにする。
3手先を予想して、良くても悪くても想定内の道筋で進める。
そんな風に診察していますという話でした。
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